5月3日、4日は上五島、古志岐島 恐怖の体験
ことになった。
毎年この時期は釣果に恵まれていない。それでもこの休みはゆっくりのんびりした時間を磯の上で過ごそうと思っての釣行である。釣果はともかく気持ちいい釣りがしたかった。
沖の瀬の看板下から瀬付けしていき、私たちは3番目に本瀬のロープ下の隣の瀬に上がった。ここは3月に釣友の武次くんが昼間にクーラー満杯したところである。ポーターの田崎くんは時期が違うのでわからないといいながら荷物を上げてくれた。
11時ごろから釣開始、数投目から新北くんが５００ｇくらいの口太を釣ると、それから面白いようにキロ級交じりで型のいいクロが釣れだした。昼食をとるのも忘れるぐらいに釣れ続け、明るいうちに新北くんのクーラーは満杯に、私のもほぼ８割方ほどになった。
夜は久しぶりに焼肉で食事を楽しんだあと、夜クロを狙ってやってみるが昼とは違ってまったくなんのアタリも
ない。大きなアラカブを５，６匹釣って、クーラーの上で横になり朝まで休むことにした。
朝からはまたまた釣れ出し、私のクーラーにも入りきれず2人ともバッカンに入れるようになってきた。
ところが、8時ごろ突然、青物釣りの引き舟の仕掛けが磯の上に上がってきてパニックに。
太い道糸に太いハリが付いた擬似餌が次から次に磯の上にやって来る。ハリが私の足のカッパに刺さり、仕掛けや竿を引きちぎっていく。生命の危険を感じ、私がとっさにナイフで引き舟の太い道糸を切断、突然の危険は通り過ぎていった。
しばらくの間は足がガタガタと震え呆然となった。
引き船は流れていくブイを拾い終えると、磯に近づいて私たち釣り人の安全を確認することもなくそ知らぬ様子で引き上げていった。
隣の瀬に上っていた方は、立てかけて置いていたリールの着いた竿を持って行かれたそうで、私も置いていた３号竿を折られ、仕掛けやウキは2つとも引きちぎられ持って行かれ大損害を被ることになった。
あの引き船の無責任な行為にはほんとに腹が立つ。
けが人が出なかったことだけは幸いで、ほんとに怖い思いをした出来事だった。
後でレーンボーの船長の方で保険の適用できるか調べて頂いたようで、しかし相手がわからないので適用が難しいとのことの報告を頂いた。ご配慮がありがたかった。
（今回の私の釣果）
クロ ５００ｇ～1.5キロ（キロオーバーは10枚ぐらい） 約３５枚
アラカブ ７匹
（相棒の新北くんの釣果）
クロ クーラー満杯（約３５枚）＋バッカンに7枚
